西野亮廣『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』(KADOKAWA)

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西野亮廣
『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』
(KADOKAWA)

 この本は、お笑い芸人・絵本作家の西野亮廣さんの自伝です。お笑い芸人から軸足を抜いて絵本をかくと決めた時、周りにいた芸人たちや日本中からたくさん笑われ、ひどいことを言われました。時には、西野さんだけではなく、西野さんと活動をする仲間にまでひどい言葉が飛んできたそうです。それでも、自分が選んだ道を信じて、自分を信じて、誰よりも地道な努力を続けていきました。その努力の結果、絵本『えんとつ町のプペル』は人気になり、映画「えんとつ町のプペル」は多くの人に見られる作品となりました。人は時として自分の理解だけで人や物を批判してしまうことがあります。でもよく話を聞いたら、もっと相手のことを知ろうという姿勢があったらその判断は変わるかもしれません。誰よりも勉強し、誰よりも作品に労力を注ぐ様子を読むと、私も「もう少し頑張ろう」とポジティブな気持ちなります。そして優しい気持ちになります。(IB 国語科)

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にしのあきひろ
『えんとつ町のプペル』
(幻冬舎)